先日、前職の先輩から「娘にAR絵本を読ませてるけど、面白いよ」との情報が。
「絵本も飛び出す時代か・・オレの時代は想像力を働かせて云々」
とジジくさい考えが頭をかすめましたが、動画を見てやはり感動(笑)
そこで、「そもそもAR(エーアール)ってなんだっけ?」というところから紹介してみます。
もくじ
そもそもAR(Augmented Reality)とは
そもそも “AR” とは、“Augmented Reality” の略です。
“Reality” というのは「現実」ですが、“Augmented”というのが「拡張された」という意味ですね。
あわせて「拡張現実(かくちょうげんじつ)」という訳語が当てられています。
「実際の景色や地形、感覚に、コンピューター技術で+αの情報を付けたしたモノ」というのが、AR(拡張現実)の実際的な定義になりますかね。
“VR(Virtual Reality)”が「仮想現実」を指し、現実を遮断する大きなゴーグルをつけて楽しまれるのとちがって、
ARでは実際の地形をスマホを介してみるとポケモンが現れる「ポケモンGO」のようなサービスが広く知られています。
AR絵本の仕組みとAR絵本の問題点は?
実際のAR絵本は、こんな感じに動作しています。
うおお。アリエル動いてる。すごい。
すごいだけじゃ能がないので、AR絵本が動く仕組みと問題点について少し書きます。笑
AR絵本がうごく仕組み
AR絵本には、「ビジョンベースAR」という技術が使用されています。
絵本にカメラを向けると、アプリがそれを認識してキャラクターが飛び出してきたり、花が咲いたりしてるわけですね。すごい。
従来の絵本ですと「カチカチ山」でタヌキの背中が燃えており、「ははあ、タヌキは背中を燃やされるのか」と読む前から分かったりしましたが、
AR絵本であれば、まずタヌキはにこにこ笑っており、カメラをかざすとウサギに着火されて「アチーー!!!」みたいなことが可能なわけです。
閑話休題。
ARが絵本の上で展開される仕組みは、ご存知でしょうか?
ポケモンGOやドラクエウォークをやってなんとなく分かった気になっていたのですが、改めて整理しておきましょう。
ARはVRと違い、「現実に即した映像や情報」をユーザーに提供するわけですから、情報を発信する「トリガー」が必要です。
たとえば上のリトルマーメイドの映像では、花壇にカメラを向けると花が咲くわけですよね。
ARを実現する技術には大まかに、
- ロケーションベースAR
- ビジョンベースAR
の2つがあり、ビジョンベースARの中にはさらに、
- QRコードやマーカーを利用するもの
- 画像認識やSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)を利用して、空間情報を利用もの
の2つがあります。
AR絵本には、このうち「ビジョンベースAR」の技術が活用されています。
絵本上のQRコードを読み取ったり、絵本を画像認識することによって、キャラクターを活動させたり、フレーズを読み上げたりすることが可能になっているわけです。
ポケモンGOやドラクエウォークなんかは、GPSを使用したロケーションベースARと、高度なビジョンベースARが組み合わされて作られていることが想像できますね。
AR絵本の問題点
さて、「AR絵本」で検索をかけると、「AR絵本 問題点」というサジェストが出てきます。
めぼしい情報が見つからなかったのですが、うーーん、なんでしょうね。
小さな子どもに長時間スマートフォンやタブレットを使用させることになりますから、その危険性、みたいなことを検索したいんですかね。
そのあたり、たしかにお子様の発育に関することなので、医療機関で相談された方がいいでしょう。
個人的には、幼い頃から新しい技術に触れることによる+が大きいと考えています。
あとは、全く切り口が違いますが、国産(日本のコンテンツ)が少ない気がするのが、ちょっと寂しいですね。
「源氏物語」とかARになったらエロくていいだろうな・・とか思うんですが(笑)
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たのしく学べる!英語学習や知育に役立つAR絵本3選
先輩からの情報を参考に、AR絵本を3冊ほどご紹介してみたいと思います(笑)
特に英語学習に関しては、「読むだけ」よりも美しい発音に触れることのできるAR絵本はいいですよね。
1・AR絵本「はじめてのABC」- ARでネイティブの発音を学ぼう
絵本にアプリをかざすと動物たちが飛び出して、自分の名前を教えてくれたり、特技を披露してくれる絵本です。
「”Jaguar”の”J” だよ!」みたいな感じで、たのしくアルファベットが覚えられますよ!みたいなコンセプトですかね。
写真・動画の撮影もできるという。
“Z” とか何の動物なんだろう・・・
通販サイトで税込¥990!お買い得。
https://kamihikouki.theshop.jp/items/17117984
2・The Dragon Deffenders シリーズ
ごめんなさい、日本語版を見つけられなかったんですが、ニュージーランド発の “The Dragon Deffenders”も面白そう。
2人の兄弟の冒険モノなんですが、こういうジャンルで、しかも続き物でARとなれば子ども夢中になりそうですね・・・
動画はこんな感じ。
海の映像多めですね。笑
3・ARで見る臨場感たっぷりの宇宙図鑑 「SPACE ENCYCLOPEDIA」
こちらはかざすと天体が浮かび上がってくる絵本。
子どもの頃、しぬほど地球儀が欲しくなったのを思い出しました(笑)
惑星の英語の説明も流れるので、こちらも英語学習にいいですね。
通販サイトは下記から。
https://kamihikouki.theshop.jp/items/17120301
とまあ、ひょんなきっかけからAR絵本を紹介してみました。
最後に「ARエロ本」みたいなことを考えてみたのですが、こちらの方はすでに「VRAV」が大飛躍してましたね。笑
それではまた!