神田昌典さんの『禁断のセールスコピーライティング』はこう役立てる

masanori-kanda

神田昌典さんの『禁断のコピーライティング』についてご紹介したいと思います。

この本は、ひとことで言うと「セールスライティングで『他社を出し抜く』」ための本です。

入門書というよりは、「中級者向け」の本ですかね。

以下に当てはまる人には、ぜひ読んでほしいです。

「ちょっと中身教えて!」っていう方は、このブログ読んでもらえると嬉しいです!

こんな人は必読

PexelsによるPixabayからの画像
  • すでにLPや収益ブログをやっているが、イマイチ自信がない。
  • ずっと自己流でライティングをやっている
  • 限られた予算で効果の高いDMを打ちたい
  • DM/セールスレター/ニュースレターの違いが分からない
  • 一生懸命営業してるのに、全然売れない

基本的にはセールスライティングに関する本なんですが、

第4章で営業に関するノウハウが出てきます。

1つでも当てはまった方、見出しだけでも役立つと思うので、ちょっとお付き合いください😊

神田昌典さんってご存知ですか?

じつは私は実用書を読むとき、「誰が書いたか」を非常に重視します。

いまどき本なんて誰でも出版できるし、余白の取り方にだけこだわったクソみたいなビジネス本、たくさんあるじゃないですか☺️(主観です)

基本的に書籍を読むことは、「著者と会話する」ということです。

時間をかけてゆっくり会話するなら、尊敬できる人、実績のある人と話したいですよね。

神田昌典さんのプロフィール

神田昌典さんのプロフィールは、ざっと以下の通りです。

神田昌典さんの学歴・職歴

上智大学外国語学部卒。ニューヨーク大学経済学修士、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士。

大学3年次に外交官試験合格、4年次より外務省経済部に勤務。

戦略コンサルティング会社、米国家電メーカーの日本代表として活躍後、1998年、経営コンサルタントとして独立。

コンサルティング業界を革新した顧客獲得実践会(現在は「次世代マーケティング実践協会」)を創設。同会は、のべ2万人におよぶ経営者・起業家を指導する最大規模の経営者組織に発展、急成長企業の経営者、ベストセラー作家などを多数輩出した。

https://www.kandamasanori.com/profile/ 公式サイトより

上智→ ニューヨーク大のマスター →ペンシルバニア大MBA。

これだけでもすごいですが、「顧客獲得実践会」での会員の活躍やセミナーの盛況ぶりは有名ですよね。

起業関連の書籍の中でも、特に人気のある著者で、日本におけるセールスライティングの第一人者と言えると思います。

神田昌典さんの講演先

さらに、依頼講演の実績もすごい。

株式会社クレディセゾン、アイエヌジー生命保険株式会社、株式会社アイ・エム・プレス、一般社団法人イーコマース事業協会、株式会社ウィゴー、大阪ガス株式会社、会宝産業株式会社、株式会社サンマルク、株式会社ダイヤモンド社、株式会社日本経済新聞社、株式会社PHP研究所、株式会社不二ビューティ、株式会社船井メディア、株式会社みずほ銀行、みずほ経営者研究会、楽天株式会社、株式会社ワークスアプリケーションズ、UTグループ株式会社他

https://www.kandamasanori.com/profile/ 公式サイトより

金融、マスコミ、事業会社、シンクタンクにいたるまで、ありとあらゆる業種の大企業で講演を行なっています。

コンサルタントとしての信用度も高い著者と分かりますね。

神田昌典さんの現在のお仕事

そんな神田さんは現在でも精力的に著述・セミナー活動を行なっており、NPO法人を通じて教育事業にも注力しています。

それでは、内容に入っていきましょう!

『禁断のセールスコピーライティング』第1章「6つの質問とPASONAの法則」

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

さて、『禁断のセールスコピーライティング』ですが、第1章がかなり重要だと思います。

神田さんは「セールスコピーライティング学ぶと、こんなに人生が変わるよ〜」と書いた上で、

「6つの質問に答えて、あなたのビジネスを深く理解しなさい」

と訴えかけてきます。

まずは「6つの質問」で自分のビジネスを理解しよう

コンサルティング業をしていると面白いほど感じることですが、

「みんな自分のことほど分からない」

んですよね。

まずは自己のビジネスを知りましょう、ということで6つの質問に答えていくんですが、

この質問がなかなか手強い(笑)

一つだけ例をあげると、

この商品を20秒間説明しただけで、「なんとか売ってくれ」と頭を下げて、嘆願するお客はどのようなお客か?

神田昌典・『禁断のセールスコピーライティング』より

みたいな質問(笑)

こんな質問が、6つやってきます。笑

期待される回答がかなり絞り込まれているので、

この6つの質問に答えることで、

ビジネスの輪郭が明確になってくるんですね。

「PASONAの法則」でお客を動かそう

さらに神田さんは、自分のビジネスを深く理解した上で、見込みのある顧客に向かって、

「ギャップのあるセールスレターを書きなさい」

と言います。

人は、「ギャップ」があるときに行動するというのが彼の主張。

想定と事実のギャップ。

期待と実態のギャップ。

そうしたギャップがある際に、それを埋めるために行動するのが人間ですよ、というわけですね。

そうしたシナリオを演出する法則が、

「P・A・So・N・A」の法則だというわけです。

こうした心理原則に基づいたセールスライティングの手法と、

実際に神田さんや神田さんのクライアントが手がけたセールスレターが、

  • 成功例
  • 失敗例

として豊富に紹介されています。

いま実際にセールスレターやDMを書いている人は、

「このDM、神田さんになんて言われるかなあ」

と考えながら書いていくと、緊張感が出ていいと思います。笑

第1章のオススメの読み方

第1章はセールスライティングの基本と法則が満載。

なので、私としては、

6つの質問に答え、PASONAの法則に照らしながら実際にライティングする

のがオススメです。

ちなみに当サイトも、かなり上記の2つに影響されています(笑)

第2章「売れるDMの秘訣と実例」

talha khalilによるPixabayからの画像

この章では、効果の高いDMについて解説されています。

実例もたっぷり掲載されており、神田さんのクライアントの作品にも、「なるほど」と思うものが多いですね。

DMを打つ頻度が多く、マンネリ化しがち・・・という方は、第2章だけ読むのもアリかも。

実例も多いので、マネできると思います。

DMは印刷された営業マン

神田さんはDMを「印刷された営業マン」と表現しています。

第一印象で引きつけて、中身(商談)に誘い込め!ということですね。

本文中の実例には、

能書き抜き!とにかく〇〇は、弊社にお任せください。でも、どうしても能書きを聞きたい人は、読んでください

神田昌典・『禁断のセールスコピーライティング』より

などのユニークなコピーが多数あります。

つまらないDMは読まれないDM

「よし、今回の特典(オファー)は奮発しよう!」

そんな風に考えて、DMにかなりの特典をつけたのに、反応が悪かったこと、ありませんか?

私はあります・・・orz

どんなにオファーがよくても、

いったい、なぜ反応がないのか?

文章が長いからではない。

ズバリ、つまらないからである。

神田昌典・『禁断のセールスコピーライティング』より

と、バッサリ笑笑

読まれるDM、反応がいいDMの実例とテクニックを解説しているのが、『禁断のセールスコピーライティング』の第2章です。

第2章のオススメの読み方

ここは結構、「ダメなDMの実例」が参考になります(笑)

神田さんのクライアントが実際に書いたDMがこき下ろされたりしてるのですが、

「なぜダメなのか」が詳しく解説されているので、

第2章を読みながらあなたの出しているDMを精査する、といった読み方がオススメです。

ほんと、実践しながら読む本ですね。

また、DMの予想外の反響についても書かれているので、今まで検討してなかった人がDM発行を検討するきっかけにもなるかも。

第3章「ニュースレターが独立後90日で安定させてくれる」

Muhammad RibkhanによるPixabayからの画像

この章、個人的にかなり参考になりました。

ご自分でビジネスをなさっているあなた、

ニュースレター、出してますか?

えらそうにすみません(笑)

でも、ブログが仕事につながらず、更新のモチベーションが下がっている人には、絶対読んでほしい章です(笑)

ニュースレターを出さない=「燃えている現金を黙って見ている」

すごい表現ですよね(笑)

神田さんは、ニュースレターを出さないことで「顧客の流出を促進」してしまうと説きます。

上の「燃えている現金」というのは、そのたとえ話なんですね。笑

ニュースレターの内容は何でもいい、と著者は断言します。

猫でもラーメンでも何でもいいと(笑)

社長「でも、そんなんで反応あるんですか?」

私「反応は、ありません!」

神田昌典・『禁断のセールスコピーライティング』より

上記のようなやりとりも、初めはびっくり!ですが、読めば納得します。

ブログとか、〇〇通信みたいなのを出してる人は、絶対読んで!

ブログ毎日更新、頑張ろう・・・・・・

独立直後こそニュースレターを

「反応にはつながらない」とされるニュースレターを、

「ニュースレターは独立直後から書きましょう」と著者は語りかけます。

いったいなぜ?と思われるかもしれませんが、

独立したての会社には「信頼がない」

からですね。

ニュースレターの効用は、信頼を高めるためにある。

ぼうっとしていたり、強引な売り込みばかりでは、信頼が積み上がるのが遅い。

そんな理由で本書では、独立したての会社がニュースレターを書くことをすすめています。

紙媒体の実例が多く紹介されているのですが、

ブログにも応用できますね。

独立したてで、案件不足している方は、第3章読んでみてください。

第3章のオススメの読み方

第3章は、「ブログの役割を再確認」するために読むのがオススメです。

「ブログに手応えがない・・・」

っていう悩み、割とあるんじゃないかなと思っていて(実体験・・・?)

そんな人は第3章だけ読んでみてもいいかも。

勇気付けられますよ(笑)

第4章「一生懸命なのに売れないのは、一生懸命だから」

ijmakiによるPixabayからの画像

第4章は、とにかく「売れなくて悩んでいる営業マン」必見。

「向いてないんじゃないか・・・」と見切りをつける前に、

このブログの見出しだけでも読んでみて!笑

客が購買を決定する3つの基準

本書によると、そもそも顧客は、

「3つの基準」で購買を決定する、というアメリカの調査があるそうです。

  1. 信頼できる営業マン
  2. 商品品質
  3. 価格

の3つだと。

そこで「信頼できる営業マン」にならないと売れないのですが、

多くの営業マンは、「お客に気に入られること=信頼されること」だと思い込んでいる。

神田昌典・『禁断のセールスコピーライティング』より

んですね。

この章ではその誤解をときながら、信頼されるために、

お客の要求を断れ

と一見非常識なことを書いています。

「買う」お客を見極めよう

その上で著者は、「買う可能性の高い」顧客を見極め、集めようと説きます。

当てはまらない顧客はバサバサ切って、次にいけ!と。

私も実践してみましたが、最初はビビって切れ味鈍りますね。笑

見極めのための質問や、実際のトークスクリプトも掲載されています。

第4章のオススメの読み方

第4章は、こんな人に読んでほしいです。

  • 一生懸命やっているのに、なかなか受注できない
  • 既存客で手いっぱいになり、新規の案件を断ってしまっている
  • もっと気の合うお客さんがほしいと思っている

営業マンに、と書きましたが、フリーランスにも役立つ。

フリーランスはライティングも必須だし、買っておいていいかも。

他にいい本あったら、私にも教えてください。笑

第5章「いや高いだろ!!ってモノを売る」

第5章は、神田さん自身が手がけたセールスレターが紹介されています。

「ウン十万のセミナー@バリ島」

とか、「ふつうに考えて売れないだろ・・」みたいな商材を売るレターがあったり(笑)

個人的な感想としては、第5章は「応用編(仕上げ)」って感じですね。

なので、ご紹介もこのくらいで。

結論:「自営業者で、ライティング中級者は買い」な本

長々書いてきましたが、結論としては、

「ライティング機会が多く、すでに書いている」

人にオススメな本ですね。

営業に関して悩んでいる人なら、第4章だけの拾い読みもおすすめ。

また何か読んだら、ご紹介していきます〜

読むのがめんどいから、話して聞かせてほしい

という人は、個別にお問い合わせください(笑)

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