こんにちは。SILKの高山です。
福岡市・北九州市を拠点として、事業会社のWEBコンサルティング・頭脳労働代行を請け負っております。
今回はちょっと誤解をうんでしまいそうなタイトルですが、最近考えていることを書いてみます。
でもGoogle様に嫌われたら生きていけない・・・()
もくじ
こんな人に読んでほしい
- 飲食店や小売店など、店舗ビジネスをやっている方
- 食べ歩きが好きな方
- タイトルに共感していただいた方
もはや検索エンジンで「美味しい」飲食店を探すことはできないのでは
GoogleやYahooなど、インターネット上に存在する情報をまとめて、ユーザーのニーズに合わせて提供するサービスを検索エンジンと呼びます。
例えば小倉駅周辺で美味しいイタリアンを探したい時には、
「小倉 イタリアン」と打ち込むだけで何十軒ものお店がズラリと表示されます。
僕も大学生くらいからずっとGoogle様のお世話になってきて、
「Googleがない時代にはみんなどうやってお店を探していたんだろう」
と思っていたほどです。
やがて「食べログ(https://tabelog.com/)」も登場してきました。
食べログはユーザーの口コミを元に飲食店をリスティング(掲載)して、その利便性の高さから、
なんと月間1億810万人のユーザーが利用しているそうです。(出典:http://user-help.tabelog.com/advertisement/)
ところが最近、どんどん検索で「美味しいお店」を探すのが難しくなっていると感じます。
自分なりに考察してみると、3つの理由が見つかりました。
理由その1「検索上位目当て」の情報が多い
一つには、「検索上位を獲得する」ことを目的とした情報・媒体が増えてきたことがあると思います。
Googleなどの検索エンジンは、
botと呼ばれるシステムを使用して、膨大な量のWEBページの内容をチェックしています。
機械がページ同士を見比べて検索結果に反映するわけですから、
当然「クセ」みたいなものがあるわけです。
無駄にランキング形式のページが増えたり、
情報量を増やして評価を高めるために、高級店からファミレスまでまとまっているページなど、
ほしい情報がないページほど、上位に来るようになったと感じます。
理由その2 「知らない人」が書いている
これもその1と関連する理由ですが、
Googleや食べログまとめの上位獲得には、ビジネス上の高い価値があります。
高い価値があるからこそ、それを獲得するために、
別にその地域のレストランに詳しいわけでも、思い入れがあるわけでもない人が、
「福岡市内で本当に美味しいレストラン10選」
みたいなまとめを書いていたりします。
もちろん、Googleはそうしたページの評価を下げるアルゴリズムをもっていると思いますが、
「絶対行ったことないやろ?!」
みたいなまとめ記事はまだまだたくさん出て来るんですよね。
理由その3 インターネットは「1.2億人の正解」
最後に、これが最大の理由だと思います。
Googleや食べログはもはや、「国民的検索エンジン」となっています。
そこではじき出される検索結果というのは、
「1.2億人にとっての正解」
でなければいけません。
「福岡市 イタリアン」
で検索している人に対して、
マニアックなジビエ料理とロンバルディアワインの専門店@1人3万円
みたいなお店をリスティングすることは、「最大多数の最大幸福」に反すると思います。
ところが、価値観は多様化しています。
サイゼリヤに行けば千円でいい感じの食事にありつけますし、
福岡市・北九州市にも、「まじか!」というくらい本格的なイタリアン・フレンチができています。
だから、「1.2億人の正解」で満足できる人はごく少数だと思います。
インターネットが多くの人のものになっていけばいくほど、
自分にとってドンピシャの情報にたどり着くのは難しくなるだろうなーと思います。
インターネットは分かれて、コンサルタントとサロンが増えていく
だから、やがてインターネットは分かれていくと思います。
似たような価値観・感性・収入やライフスタイルを持つ人々ごとに検索エンジンが現れ、情報格差は大きくなるのかも。
いま検索エンジンに変わってInstagramなどのSNSでお店を検索する人が増えていますが、
それは上記のような自分の属性に合致する情報が検索できるからですよね。
僕はこれから、やがてインターネットは分かれ、コンサルタントとサロンが増えていくと思います。
それにともなって、WEBコンサルティング会社のニーズも増えていくはず(増えろ!笑)。
「とりあえずホームページを作ればいい」
というのは、もはや原始時代の価値観です。
・・・・・・・福岡市・北九州市のWEBコンサルティングはSILKまで!
読んでいただいてありがとうございました!